活動情報


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2024医療通訳サマースクール 

 

NAMI医療通訳サマースクールが開催されました!

2024年9月14日にNAMI医療通訳サマースクールが25名の受講者を迎えて小山台会館で開催されました。参加言語は手話通訳者を含めた8言語(ロールプレイグループは5言語)でした。

参加者の皆さんは、王謙之先生の自閉スペクトラム症の話に熱心に耳を傾け、基礎知識を得た後に模擬通訳練習をしました。また作業療法/理学療法の指示説明、初回面接やサイトトランスレーションの練習もしました。

最後に元病院通訳者の明石雅子さんから病院通訳の経験談を、またNAM Iの通訳者から派遣通訳の話を聞くことで双方の違いや共通点を確認することができました。

 

参加者からの感想(一部を抜粋)

・自閉スペクトラム症の患者の特性や言葉の選び方に気をつけなければならないと知った。

・いつもは電話通訳が多いですが、対面通訳のロールプレイを行うことができ大変勉強になりました。

・よかった点として、全員で一番適切なボキャブラリーを探し、より良い通訳ができたこと。

・医療チームの一員の通訳と、外部通訳両方の視点が聞けて非常にためになりました。

・通訳者の心構え。

・このような研修を増やして欲しい。

・こんなためになるすばらしい研修があったのですね。研修内容、フィードバックも含めてすばらしかったです。


自閉スペクトラム症のミニレクチャー(王 謙之先生)

 

院内医療通訳の話をする明石雅子さん



NEW!講師派遣

各地の国際交流協会者主催の医療通訳養成講座にはこれまでも

NAMIから講師を派遣させて頂いており、その多くが継続派遣となっております。

 このたびその医療通訳を使用する側になるであろう看護師やSWを目指す学生さん方への出張授業を承ることになりました。

  現場での医療通訳の必要性を学生のうちから認識して頂き医療機関による通訳への理解が進むことを期待しています。

*お問い合わせフォームよりご相談ください!


2021 NAMI全国大会

2021年12月12日にNAMI全国大会が開催されました

詳しくは下記報告書をご覧ください

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NAMI2021年全国大会【詳細】.pdf
PDFファイル 694.6 KB

 2021 「大人食堂」に通訳で参加しました

 

202153日と5日の二日間、生活困窮者や外国人向けに開催されました大人食堂@聖イグナチオ教会での通訳としてNAMIからスペイン語とポルトガル語通訳者8名が電話通訳対応として自宅から参加しました。当日は約560名の来場者がおり、そのうち約245名(暫定)が外国人でした。


2021  みんなのSDGsセミナー「希望するすべての人にワクチンを:誰一人とり残さない SDGs 実現のために

【外国人編】」での発表

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2020 グローバルヘルス合同大会でNAMIによる

シンポジウムが開催されました

 

 

 グローバルヘルス合同大会2020大阪でNAMIの会員によるシンポジウム「医療通訳の専門職化実現のための要件とはどのようなものか」が開催されました!(2020.11.3.)

 コロナ禍のため、今年の4学会合同によるグローバルヘルス合同大会2020大阪は、リモートでの開催となりました。

  シンポジウムは、以下の演者が専門職化のために必要な課題について意見を出し合いました。主な点として「研修の充実」「検定試験の質」「雇用の創出」「ユーザー教育」「職務範囲の明確化」などが指摘されました。

 

ファシリテーター:森田直美

          (NAMI代表理事、英語医療通訳専門技能者) 

「医療通訳の専門職化の課題」

演者    糸魚川美樹 (愛知県立大学外国語学部准教授)

パネリスト:   

ワキモト隆子

(三重大学医学部附属病院職員、ポルトガル語医療通訳士)

寺尾恵 

 (NAMI 理事、SEMIさっぽろ、IMIA日本支部、メディフォン、英語医療通訳士)

   佐藤ペティー

            NAMI設立時社員、MICかながわ、中国語医療通訳専門技能者)

   金田英子 

(教員、ネパール語通訳)

    山田紀子 

NAMI 理事、ロシア語通訳)

安藤弘人

MIAJIMIA日本支部、メディフォン登録通訳者、 (一社)日本中国語通訳案内士協会理事、中国語通訳)

 

 

 

2019 医療通訳システム構築マニュアル開発委託報告書

WEBアップのお知らせ

 

 当協会では、日本財団の助成を受け、

 

 医療通訳システム構築マニュアル開発委託報告書

 こころ つながる ささえあう

 ―地域に寄り添う医療通訳システムづくりをめざして―

       

 を発行いたしました。

 

 

この冊子は、2017年に行った医療通訳派遣団体へのアンケート分析、2018年度に東北、中部、中国・四国、九州地域で行った「医療通訳システム課題検討会議」についての報告と、医療通訳システム構築マニュアルを記載しております。医療通訳システムについての現状と課題を集積し、それに対する分析、さらに医療通訳システム構築についてのマニュアルをタイプ別で行っており、医療通訳システムの構築を考えている、または、構築を行っているが改善を考えている団体の皆様にお役に立つ内容になっていると思います。また、医療通訳者や医療通訳に関する病院関係者、行政機関の皆様におかれても、医療通訳システムの運営についてしることができる内容となっており、ご参考にしていただけたらと思います。

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「医療通訳システム構築マニュアル開発委託報告書 こころ つながる ささえあう―地域に寄り添う医療通訳システムづくりをめざして―」
医療通訳報告書 Web用.pdf
PDFファイル 4.8 MB

NAMI特別オンラインセミナー

NAMI特別オンラインセミナー

NAMIでは例年、CHIP研修(50時間の医療通訳研修)の第1回目研修を5月に実施していますが、今年はコロナ禍で延期を余儀なくされ、代わりに524日、無料のオンラインセミナーを開催しました。208名のお申し込み(最終参加者は200名)をいただき、コロナ時代における医療通訳のあり方に対して強い関心が寄せられていると実感しました。

参加者の皆さんの所属は、国際交流協会・NPO80%、フリーランス20%、病院12%、民間企業9%でした(複数回答可)。ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。

 

講演

①「新型コロナをめぐる状況」      

                                              沢田貴志(医師、港町診療所所長)

 

②「医療通訳者に今求められていること」 

                                      森田直美(全国医療通訳者協会代表理事)


沢田医師からは、日本および世界各地における感染動向、COVID-19の臨床経過の特徴、症状の変化について医療機関等と迅速にコミュニケーションを取り治療に進む必要があるが、外国人には言葉の壁があること、したがって今後の通訳体制整備が大きな課題であることなどをわかりやすく解説していただきました。

                     

また日本での流行が落ち着いても、世界で医療体制の脆弱な地域において感染が拡大しているため、今後数年は新型コロナの影響は続くであろうという見通し、それが医療通訳に与える影響、感染リスクを避けるための遠隔通訳の利用が提起されました。最後に、「今の状況は、医療が進歩した過去200年の歴史の中で未経験のもの。皆で知恵を絞り、協力し合って解決していく必要がある」と結ばれました。

 

森田代表からは、対面通訳の場合の具体的な感染予防策とトレーニングの必要性、電話・ビデオによる遠隔通訳の短所と長所、必要な機器その他整えるべき環境、注意すべき点などについて、実践的できめ細かなアドバイスがありました。

対面でも遠隔でも医療通訳の行動規範や倫理を守るのは当然ですが、遠隔通訳では特に、非言語情報が限られているので、事前情報の確認や自己紹介をきちんとすること、相手が聞き取りやすい明瞭な訳出や理解の確認に気をつける必要があること。また、相手の声が聞き取れなかったりビデオ画面に患者さんの表情や書類など通訳に必要な情報が映っていない場合は、「勇気を出して聞き返したり、相手にリクエストしましょう、それは通訳の権利だと思って。」という心強い言葉もありました。

 

講義後は参加者から幅広く多数の質問が寄せられ、両講師が精力的に回答しました。

 

Q:電話通訳に消極的な医療機関もあるが...

A:確かに電話通訳は使い勝手の悪いところがあるが、ビデオ通訳では対面に近い臨場感がある。Zoomなどを利用したビデオ通訳の利用浸透が望まれる。ただし、アプリは常にバージョンアップし、セキュリティ対策をしっかりとる必要がある。

 

Q:今後は、安全面から遠隔通訳が不可欠で、そちらにどんどんシフトするのでは?

A:コロナ禍では感染リスクを避ける意味で遠隔通訳が望ましいが、やはり対面通訳が必要な場面もある。またどこか1カ所(民間の電話通訳会社など)に資源が集中してしまい、地域の国際交流協会やNPOベースの活動が消えるようなことがあってはいけない。災害など非常時は、地域の横のつながりがモノを言う。各々の地域で在住外国人を支えていくことが大事。

 

コロナでは生活問題も出るため、全国のワンストップ相談窓口やコミュニティ通訳団体などとも連携し、通訳者のネットワーク化ができるとよいという話も出ました。また、未だ解決されていない課題である医療通訳の報酬・地位の向上、そして研修と現場経験を積むことの大切さも話題に上がりました。

 

 以下に、参加者の皆さんからの感想を一部ご紹介いたします。

Ø  コロナウィルスの情報が錯綜する中で、非常にわかりやすい医学知識、今後の医療通訳についての変化など理解することができました。

Ø  内容の濃い、実践に役立つプレゼンテーションでした。現場経験を積みたいと思っていますが、自信もなく一歩が踏み出せない状況です。今日のプレゼンテーションを聞いて勇気をもらいました。

Ø  顔が見えない通訳は自信がないので、躊躇してしまいました。今回の勉強の機会で、また改めて考えてみたいと思います。

Ø  全国の通訳者を結んでオンライン通訳をできたら本当にいいですね!このコロナから私たちが学び、良い方向へと転換できたらいいと思います。

Ø  これから増える遠隔通訳のコツや、実際直面している問題点など、ロールプレイングや今回のような講義でさらに情報を深められたらと思いました。

 

Ø  医療通訳活動を行い、民間の電話通訳会社にも登録して電話通訳を行なっています。その中で思うことは、やはりきちんとした仕事への報酬や感染に対する補償等がなければ、継続的に行う事が難しいと感じています。コロナ禍を機に、今後地位向上につながるよう望みます。


2018  医療通訳システム課題会議

下記の通り医療通訳システム課題会議に参加しました

2018.10.14(九州会場)

参加団体:

佐賀県国際交流協会・北九州市国際交流協会・メディカルサポートくまもと

協力団体:

女性エンパワメントセンター福岡

 

 

2018.9.22(中部会場)

参加団体:

医療通訳者ネットワーク東海・岐阜県国際交流センター・静岡県国際交流協会・福井県国際交流協会・長野県国際化協会

 

(三重県国際交流財団ー文書参加)

2018.9.1(中国・四国会場)

参加団体:

 

ひろしま国際センター・山口県国際交流協会・岡山県国際交流協会・香川県国際交流協会・松山国際交流協会・しまね国際センター

2018.8.18(東北会場)

参加団体:

岩手県国際交流協会・奥州市国際交流協会・宮城県国際化協会・

 

山形県IVY・青森県立保健大学